こんばんは
毎度お馴染み、カラーの鶴崎です。
前回のブログで寒色カラーの作り方に
ついて講釈を垂れていましたが、百聞
は一見にしかずという事で今回は実際
にとある条件の寒色系カラーをいくつ
かのパターンで染めてみようと思いま
す。
まず初めに用意しますはこちら
ピンクの毛束(以下ピ束)
このピ束はブリーチで15レベル位まで
リフトアップした物にペール系のピン
クを被せて、暖色系に染めた髪が一ヶ
月経過して退色した状態を表してます。
この3つのピ束を寒色系のアッシュに
染めるのですが、前回のブログに書い
た【補色】がいかがな物なのか見てい
ただくべく、3つの薬にそれぞれ足した
り足さなかったりしてみようと思いま
す。
今回の実験、ピ束を綺麗なアッシュに
する為に邪魔をしているのはアンダー
に残った赤系の色です。
その赤の反対色は緑。。。
ということで12レベルのアッシュ系の
薬剤に10レベルのマットをちょい足し
して染めてみますね。
まずはちょい足し率10%の薬!
はい、めっちゃいい感じの色ですね。
今回のブログもうこれでいいじゃない
かと思うのですがせっかく検証したの
で最後まで頑張りますので皆さんも最
後までよろしくお願いします。
次にちょい足し率20%!
これもいい色じゃないですか。
ですがよーく見ると10%の物に比べて
若干くすんだ感じがありますよね?
なんとなく色が沈んでいるというか。
これでも全然問題無さそうに思えるの
ですが配合率が10%から20%に変わっ
ただけでこんなにも仕上がりが変わっ
て来るのですね。
10gのアッシュにマットを1g入れる
か、2g入れるかの違いでって考える
とカラーって本当に奥が深くて面白い
ですね。
そして最後残ったピ束には。。。
補色を使わずアッシュ単品で染めます
仕上がりがこちらなんですが、なんと
いうふてくされ具合でしょうか。
完全にグレちゃってますね。
アンダーのピンクに対してなんの対処
もしていないので、同じ12レベルの薬
でもこんなに差が出てしまいました。
写真では少し分かりづらいのですが、
やや紫がかったアッシュに仕上がりま
した。
3つを並べてみると違いが一目瞭然
アンダーのトーンや色で補色の配合率
も変わって来ますが、先述したとおり
ほんのちょっとの差で劇的に仕上がり
が変わるので凄く楽しいですね。
必要最小限のちょい足しで
最大限の美しいヘアカラーを
鶴崎でした。
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