処理剤について
施術前、施術中、施術後に、髪の状態
を見ながら使用していくものです。
薬の強さをコントロールしたり、
ダメージを緩和したり、
施術の効果を上げたり、
施術後の髪の状態を良くしたり、
さまざまな場面で使われるものです。
【傷んだ髪にヘアカラーやパーマをす
るには処理剤が必要!?】
よく使う処理剤
ケラチン、コラーゲン
CMC、バッファー
一昔前の美容業界は、傷んだ髪にヘア
カラーやパーマをする時にとりあえず
「ケラチン」と「コラーゲン」を使っ
ておけばいいみたいな感覚がありました。
最近はCMCをつけておけば大丈夫!
みたいな感じになっていると思います。
[CMCについて]
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・CMC(Cell Membrane Complex:
細胞膜複合体)
CMCは主にキューティクル領域とコ
ルテックス領域に存在します。
コルテックスとコルテックス、コルテ
ックスとキューティクル、 キューティ
クルとキューティクルの3種類あり、
それぞれを接着する役目があります。
水や皮脂、薬剤の通り道と言われ、毛
髪内の水分を調節する役目があります。
根元から毛先まで、表面から内側まで、
血管のように貫通していて、水以外の
その他の薬剤や物質も運搬する経路と
なっています。
毛髪全体の3%しか存在せず、そのう
ち構成成分は、タンパク質47%、
脂質53%になっています。
その中で脂質は細胞間脂質と呼ばれ、
セラミド、コレステロール、18-MEA
などから成り立っており互いに規則正
しく並びラメラ構造を形成しています。
CMC脂質(細胞間脂質)
セラミドと呼ばれる天然の界面活性剤
や、水に馴染む部分をもつ極性脂質
(コレステロールや脂肪酸)などの、
熱で溶けて冷やすと固まるタイプの脂
から出来ています。
処理剤やトリートメントに入っている
CMCって何の成分?
CMCを人為的につくることは出来な
いため、あくまでCMC疑似体成分と
して、セラミドやコレステロール、脂
肪酸が入っています。脂肪酸なので基
本的には油分と考えていいです。
僕らと同等の知識くらい調べればいく
らでも手に入る時代なので、常に美容
師は最新の情報を提供し続けなければ、
並以下の美容師になってしまいます。
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