浸透圧について、
海水が髪のケラチンを溶かし、浸透圧
が乾燥させる
髪は、ケラチンと呼ばれるタンパク質
でできています。このケラチンがアル
カリ性に弱いのです。
CMなどで肌や髪が「弱酸性」という
のはよく知られていますよね。
海水は、アルカリ性。ph8.0~8.5の
弱アルカリ性です。海水が髪についた
ままだと、やがてケラチンが溶け出し
ます。
海水浴へ行くと髪がパサパサに、とい
うのはこういう理由があったのです。
もうひとつは塩分。海水の塩分濃度は
3%、水1リットルに対して大さじ2杯
程度含まれています。
それは人間の生体に含まれる濃度の約
3倍。つまり海水に浸かっていると浸
透圧で水分がどんどん外へ出てしまい、
乾燥します。
水に浸かっている時点でキューティク
ルは開いていますからかなり注意が必
要。また海からあがっても、髪や頭皮
に塩分が残っていると、それが水分を
吸収して髪はパサパサに。
頭皮を乾燥させるため代謝サイクルが
正常に保てずフケがでて毛穴を詰まら
せ、抜け毛の原因にもなってしまいます。
真水ですばやく洗い流すことが第一
海からあがったら、そのままにせず、で
きるだけ早くシャワーなどで海水を洗い
流してください。
海の家ではシャンプーできないところが
多いですから、まずは水で洗い流す、と
いう感じで。
ドライヤーがない場合は、タオルドライ
をしておきます。
そして家に帰ってから、しっかりとヘア
ケアを。海で泳ぐ前に、髪をまとめてな
るべく海水に濡れないようにするなど対
策をしておくのも良いでしょう。
シャンプーは二度洗いをおすすめします
水で洗い流しても、髪の表面に塩分が残
っていることがあります。家ではシャン
プーをよく泡立て、キューティクルをい
たわるようにやさしく洗ってください。
頭皮もソフトにマッサージするように洗
いましょう。
できれば二度洗いをしてじゅうぶんにす
すぎ、塩の結晶が髪表面に残らないように。
そのうえで、トリートメントをしましょう。
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